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help リーダーに追加 RSS 70年代の「ジャパフュー」モノ再発

<<   作成日時 : 2008/08/10 22:10   >>

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「ポリドール」や「キティ」原盤の70年代のフュージョンのレアアイテムが、
先月末〜今月6日にかけて、ユニバーサルからいろいろとリイシューされた。

その中から、この2アイテムを購入。

どちらも「SHM−CD」(スーパー・ハイ・マテリアル―CD)なる
新素材のCD素材を使ったもので、音質的にもこだわったものとのこと。
なるほど、確かに、音の分離の良さやクリア感は、実感できた。

深町純の「トライアングル・セッション」は、
ブレッカー兄弟の初来日となったことでも知られるライブの実況録音盤。
深町の鍵盤、高水健司のベース、大村憲司のギターらの日本勢に、
ブレッカー兄弟+ボントロのバリー・ロジャースの米国勢が加わった編成がメイン。
そこへ、一部楽曲に、高中正義のギターが加わるもの。
高中の参加は、同じ「キティ」在籍としての営業的な「顔見せ」の意味も
あったのではないかな。

演奏的には、とりたてて、無茶苦茶凄いとか、そんなものではないけど、
当時、新進気鋭だったブレッカー兄弟と遜色ない
演奏を披露している日本勢の健闘ぶりは、高く評価できる。
ブレッカー兄弟のナンバーも数曲演ってて、
彼らのスタジオ録音のバージョンと聴き比べても、優劣付けがたい
クオリティーというのは見事。

ただ、ブレッカー兄弟らの米国勢と、
「がっちり四つに組んで」演奏してるかといえば??

そこまで、リハが出来なかったのか?
「外タレ」として「お仕事」に徹したのか?
とにかく、あんまし、深町側のサウンドへ積極的に
絡んで行こうとしていない姿勢は、少々残念といえば残念。
あと、ブレッカー兄弟の演奏でいえば、
時代が時代なんで、しょうがないとはいえ、「オートワウ」などの
電気処理を多用してて、今となっては、かなり邪魔。

高中の「ラテン・メドレー」のしょっぱなに演ってる
「OH! TENGO SUERTE」(高中のファーストアルバム収録)は、
いつ聴いても、完璧、「ブリージン」の「いただき」(苦笑)
その「メドレー」のラストの「レディ・トゥ・フライ」では、
マイケルのソロも登場するが、「珍味的」には面白い。

当時の「ジャパフュー」の底力を実感させられる
なかなかの実況録音盤ではあるけど、
深町の作品の完成度としては、「スパイラル・ステップス」とか、
この作品の後に作られた「オン・ザ・ムーブ」とかのほうが、
高いのでは?と感じたのが、正直なとこ。

「トーキョー・フュージョン・ナイト」は、
ポンタ氏中心のセッションアルバム。

野呂一生、鳴瀬喜博、難波弘之、中村哲らを従えたユニットに、
細野晴臣、大村憲司、和田アキラ、新田"ヨロシク"一郎率いるスペクトラムホーンズなどが
曲ごとにゲスト参加するもの。
カシオペアを結成したての頃だけど、
まさか、このとき、野呂さんは、後にナルチョをカシオペアに迎えることになるとは、
想像だにしてなかっただろうな。

ジェントル・ソウツやアール・クルーでおなじみの
グルーシン作の1曲目の「キャプテン・カリブ」や
ラルフ・マクドナルドがジョー・ファレルの作品で書き下ろした
2曲目の「プロミス・ミー・ユア・ラブ」あたりは、
快適な70年代フュージョンでいいんだけど、
その後は、急に天気が「曇天」になったようなつかみどころのない、
雰囲気のサウンドが続き、40分少々で、「ジ・エンド」という
いまいち「煮え切らない」流れ。

メインバンドにしても、ゲストにしても、
これだけのメンツを集めておきながら、
LP時代の尺に合わせるために、編集をし過ぎたのか?
ソロなどもコンパクトすぎて、ほとんど印象に残らないというのが
正直なところ。
唯一、4曲目での野呂vs和田アキラのギターバトルが、
まぁまぁ、面白かったくらい。
(「編集」でいえば、ポンタ氏のパートはかなり、それで「修正」されてるという噂。。。)

40分少々の尺に、
あれも、これも、と詰め込みすぎてるようで、
結局、サウンドの焦点が定まらず、ピンボケした音になっちゃてるのは、
こんなにすごい顔ぶれが集った作品としては、無茶苦茶残念。

う〜ん、これは、「世界初CD化」という「レア」さ以外は、
ぶっちゃけ、あんまし、たいしたものじゃなかったな。。。

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