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おそらく世界初CD化となったビル・エヴァンスのファーストアルバムのリイシュー。 これも、ジャズフュージョン界のリイシューの星になった「ウーンディッド・バード」から。 LP時代にちょこっと耳にしたことがあったけど、 ちゃんとアルバムを通して聴くのは、実はこれが「お初」。 原盤は「エレクトラミュージシャン」で、1984年リリース。 「エレクトラミュージシャン」といえば、 後に、新生「ブルーノート」の立ち上げに尽力を注ぎ 社長に就任したブルース・ランドヴァルが仕切っていたレーベル。 なるほど、このビル・エヴァンスも、 ほどなく「エレクトラミュージシャン」が閉鎖になった後、 新生「ブルーノート」へ移籍して、次作「未来から来た男」をリリースしてるわけだけど、 ランドヴァルの「引き」もあってのことだろう。 これはちょっと「余談」。 この作品を制作〜リリースした頃のエヴァンスというのは、 マイルスバンドを「クビ」になった後、 マーク・イーガン=ダニー・ゴットリーヴの「エレメンツ」や、 ジョン・マクラフリンの新生「マハビシュヌ」に参加したりしてたけど、 そのあたりの状況が、 作品の中にも色濃く反映してる感じ。 バックも、イーガン=ゴットリーヴの「エレメンツ」リズムに、 ミッチェル・フォアマンの鍵盤、マノロ・バドレーナの打楽器と言うメンツがメイン。 サウンド的にも、 初期の「エレメンツ」とか新生「マハビシュヌ」の影響を 強く受けたようなものが中心で、なかなか面白い。 あと、イーガン=ゴットリーヴがリズムを務めていた頃の パット・メセニー・グループのサウンドを彷彿させる場面もあったりする。 ジャズフュージョンがどんどん電子音楽化していた84年という 時代を考えると、不思議なほど、アコースティックなサウンドで、 逆に、だから、今の耳で聴いても、そう古さを感じない。 ま、次の「未来から〜」では、「時流」に合わせた打ち込みバリバリの フュージョンを演ってるんだけど。。。 初回リリース時は、「ニューエイジ」として カテゴライズされたりもしてた作品で、 カームな雰囲気の曲で、イーガンのフレットレスが「ボワァ〜ン」と鳴って、 そこにエヴァンスのソプラノが亡羊と絡むあたりなど、 確かに、そう言われれば・・・みたいなパートも無くはないけど、 全体的には、「コンテンポラリージャズ」で、地味に面白い作品。 LP時代の裏ジャケが、 こんな感じで、インナージャケに再現されてるけど、 そこには、恩師マイルスの書いたイラストが。 バンド在籍時には、マイルスの口からエヴァンスを褒めるようなことを ほとんど聞いたことがなかったけど、 「クビ」にした後でも、「親心」だけは忘れてなかったということか。 ま、復帰後の81年から約2年間、 「オンリーワン」のサックス奏者として雇い続けてたんだから、 口に出さずとも、エヴァンスの才能と力量をマイルスは十分理解していたから なんだろうけど。 エヴァンスの師匠であり、彼をマイルスへ紹介したディヴ・リーヴマンの 若かりし頃とダブらせて、見ていたのかなぁ。 |
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